ミネラルの飲み方
■組み合わせが大切
ミネラルは、ビタミン類同様、特にいつ飲まなければいけないという基準はありません。
大切なのは、他の栄養素との組み合わせとバランスです。
効率よい摂取がパフォーマンスを発揮する上で欠かせないものとなります。
なお、スポーツマンは大量の汗とともにミネラルが体外へ排出されてしまうため、ナトリウムやマグネシウムはこまめに摂取する必要があります。
トレーニング前後、トレーニング中にドリンクなどで摂取してミネラルバランスを保ちましょう。
以下、各ミネラルの効率のよい組み合わせやバランスを見てみましょう。
記述がないものに関しては、いつ摂取してもそのミネラルの効果を得ることが出来ます。
なお、ミネラルが足りていないことを想定しての記述となっています。
■飲み方-組み合わせとバランス
カルシウム
ビタミンDやタンパク質が吸収率を増加させるため、一緒に摂ると効率的。
逆に、鉄やマグネシウムは吸収を阻害するため、時間を置いて摂取します。
カリウム
いつ摂取してもよい。
食事で摂る場合は、サラダなど熱を通さない調理法が、損失量が少なく効率的です。
通常、不足することはないので、サプリメントの出番は無いかもしれません。
ナトリウム
いつ摂取してもよい。
スポーツや筋トレで汗を大量にかく場合は、運動中にドリンクなどで補充することが望ましいです。
ミネラルバランスがくずれて、むくみが出たり、高血圧を招くことがあるため、塩分の摂りすぎには注意してください。
マグネシウム
いつ摂取しても良い。
カルシウムの摂取量に比例してマグネシウムの排泄量が増加するため、カルシウム1に対し、マグネシウムは2、摂ることが理想です。
あまりにも摂りすぎると下痢を起こすため、過剰摂取は禁物です。
スポーツや筋トレで汗を大量にかく場合は、運動中にドリンクなどで補充することが望ましいです。
鉄
ビタミンCやタンパク質に吸収率を高める働きがあるため、一緒に摂取する。
通常の食事からは過剰摂取の心配はありませんが、サプリメントで摂取する場合は、容量を守って摂取して下さい。
■飲み方-形状別
ミネラルサプリメントには様々な種類があります。
小袋入りの粉末状のもの、プロテイン同様パウダー状のもの、ドリンク、ゼリー、タブレットなどがあるため、飲み方はその形状によって変わってきます。
以下、各形状ごとの飲み方を示します。ただ、量や回数などは商品によって変わりますので、各商品の説明書き等で確認して下さい。
小袋入りの粉末状・・・1回1袋を水で飲む
パウダー状・・・説明書きの1回の摂取量を水に溶かして飲む
ドリンク・・・1本をそのまま飲む
ゼリー・・・1個をそのまま飲む
タブレット・・・説明書きの1回の摂取量を水で飲む
■個人差
体調、日常の食事、運動強度などで個々人のタイミングや量は変化します。
あくまで参考とし、最終的には経験を積みながら自分のタイミングや方法を探し出してください。