腹筋を割るには?
「腹筋はみんな割れている」
よく腹筋を6つに割りたいと言ったことを聞きますが、腹筋は構造上もともと割れている筋肉なのです。
もちろん、鍛えていなければ、お腹の中に眠っている腹筋は緩やかな凹凸がある程度で目標とする筋肉にはほど遠い存在かも知れません。
しかし、そのもともと割れている筋肉こそが、まぎれもない腹筋(腹直筋)であることを認識してもらいたいと思います。
つまり、「腹筋を割る」という前提は、みなさんすでにクリアしているのです。
そのため、腹筋が平面的で隆起していない状態の人は、割れている腹筋をいかにして表に出すかが、最初の課題となります。
そして、表に出た腹筋を目標に応じて盛り上げていくことが最終課題となるのです。
「腹筋の形を浮かび上がらせる」
腹筋の形が出ていない人、つまり腹筋に凹凸がない人が、腹筋を表に出す場合に必要なことは、お腹の皮下脂肪を落とすことです。
なぜなら、腹筋が割れて見えないのは、お腹に付いた皮下脂肪が、腹直筋の上に覆いかぶさり見えない状態になっているからなのです。
そのため、まずは脂肪を落として、眠っている腹筋を目覚めさせてあげる必要があります。
そこでキーワードとなるのが、有酸素運動です。
有酸素運動は、軽いジョギングやウォーキングなど息が上がらない程度の運動を長時間行う運動であり、この運動の最中に使われるエネルギーの多くが脂肪なのです。
このことから、お腹の脂肪を取るには、まずは有酸素運動を行う必要があることが分かります。
もっとも、有酸素運動をはじめとするダイエットを実現する運動は、お腹の脂肪だけを落とすわけではありません。
落ち具合には個人差がありますが、全身の脂肪を燃焼してくれることになります。
さらに心肺機能の向上にも効果的であり、運動不足の解消、健康改善にも役立ち、体に様々なメリットをもたらします。
いま腹筋を割りたいと思った人は、この機会に健康体へと変身を遂げることが可能になるのです。
まずは、ウォーキングで構いません。
1回を40分~1時間程度とし、1日置きに行ってみましょう。
また、有酸素運動をしながら腹筋トレーニングもすれば、脂肪が落ちたときは、もともとあった腹筋よりもたくましい筋肉が浮かび上がってくることでしょう。
この場合、有酸素運動をしない日や有酸素運動をする直前に腹筋トレーニングを取り入れてみると効果的です。
「腹筋を盛り上げる」
腹筋の形が出てくれば、目標も高くなってくるものです。
今度は、いかにして筋肉を盛り上げたくましい腹筋を実現するか。女性であれば、もう少し筋肉を付けお腹のシルエットを整えたいと思うことでしょう。
ここからは、いわゆる本格的な筋トレの実践です。
つまり、いかに腹筋に負荷をかけ筋肉を成長させるかがカギとなります。
腹筋トレーニングの種類は様々ですが、まずはクランチ、レッグレイズ、クランチツイストをオススメします。
クランチにより腹直筋のこぶを鍛え、レッグレイズにより下腹部を引き締めます。そしてクランチツイストにより腹斜筋が鍛えられ、横腹が引き締まることで腹直筋の盛り上がりを強調させることができます。
各トレーニングの方法については、下記サイトを参考にして下さい。
「筋トレ学園」 クランチ | レッグレイズ
あとは、実践と継続あるのみです。
あなたの目指す腹筋が実現できることを祈っています。
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腹筋トレーニングは実に奥が深い。
上半身だけに動きを加えるもの、下半身だけに動きを加えるもの、上半身・下半身同時に動きを加えるもの、さらにはひねりを加える方法などがある。
少し動作を変えるだけで鍛えられる部位が違ってくる。
これは、腹回りの筋肉が腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋など複合的に絡んでくることが一つの原因である。
特に腹直筋は腹を縦にはしる大きな筋肉で、みぞおち(上部)から恥骨(下部)までを指すのだが、上部と下部をバランスよく鍛えるには、一つの筋トレ方法だけではカバーできないのだ。
上部を鍛えたら、下部も鍛える、また横腹も鍛える。これが腹を効率的に引き締め、バランスよい腹筋を目指す上では欠かせない。
そして、ウエスト引き締めようと思ったら背筋トレーニングも平行して行う必要がある。
また、腹は骨に覆われていない。そのため脂肪が非常に付きやすく、脂肪によって大切な内臓を守ろうとする。
ちょっと気を抜くとおやじっ腹だ。日頃の腹筋トレーニングを心がけたい。
参考サイト:腹筋|筋トレ