ディフェンスは予知能力?
この前(ちょっとマニアックですが)IBF王者ザブ・ジュダーの試合をテレビで観ました。とても驚いたんですが、相手の素早いジャブやストレートをくるのがわかってたかのように、いとも簡単にひょいひょいスウェーバックやダッキング(しかもノーガード)でよけてました。素早いパンチを見てからよけるんでしょうか。あらかじめ予知能力があるようにしか感じられません。
パンチをうまくかわす特別な訓練法はあるんでしょうか。
さすがに、トップクラスの選手になると、防御テクニックにも優れ、芸術的とも言えますよね。これは、努力・経験・才能が組み合わささることで獲得できるものだと思います。
技術的、基本的なことに関しては、防御テクニックが優れているボクサーにいえることは、常に相手の目を見ているということが言えます。普通の人でも目を見ていれば、反射神経の差こそあれ、次にどう打ってくるのかが分かってきます。
これは、パンチを打ってくる時の初期動作をいち早く察知するためと、相手が打ってくるパンチの位置などを反射的に判断できるようになるということです。目の動きなどで。
やはり、トップクラスの選手になるほど、打ってくる前に、察知できるようになるようです。(動物的な感も含めて)また、相手を研究して攻撃パターンも完璧に頭に入れることで、こう打ってきたら、こうくるので、打ってくる寸前にここでよけるという、高度なテクニックも使われます。
でも一般的には、打ってきた時の初期動作を判断して、攻撃をかわしていると思います。そのため、パンチがきて、いかに早い段階でかわす動作を起こせるかで試合内容にも大きな差が付いてきます。打ってくる前に察知してかわすなどは、一朝一夕にできるものではありませんが、相手からどんなときも目を離さないということを、心掛けることで、パンチをいち早く察知できるようになることは、間違いないでしょう。
私も、防御テクニックがすぐれているボクサーには、いつも感心させられます。