右利きの人がサウスポーになったら有利?
このHPのトレーニングを見て初めて正しいファイティングポーズを知りました、意外と窮屈な構えなのに驚きました。
僕は左利きなんで左右逆にやってるんですが(左ストレートの名前もそこからです)その時思ったのが・・・『右利きの人がサウスポーで構えたら有利なんじゃないか?』です。
利き腕が前になるからジャブがストレートになるし、相手の右がよく見えるからカウンターも獲りやすい・・・などと思うんですが。
右利きに人がサウスポースタイルにすることはなかなか難しいものになります。
まず、素人でも利き腕の方が違和感なくパンチを出しやすく、力を込めたパンチが打てます。そのため通常、ジムでは、利き腕を守ったスタイルを教えるようにしています。右利きの人には、右の構えを教え、左利きの人にはサウスポースタイルというように。余談ですが、サウスポースタイルに対して、右利きの人が構える右構えのことをオーソドックススタイルといいます。
あと、右利きの人がサウスポースタイルにして、ジャブを打つとストレートになるかということですが、これは構えの位置が結局はジャブの位置になり利き腕の有利さを発揮することができません。つまり、あごの横に右拳を付けたオーソドックススタイルよりも強いパンチを打つことができないので、本当の意味での右ストレートにはならないと言うことです。カウンターの捕りやすさでは、鏡写しになるので、逆に相手も同じように捕りやすくなります。といっても、右、左関係なくカウウンターをとることは難しいですが。
でも、左利きの人が、基本を守ったサウスポースタイルで戦うことに関しては、サウスポースタイルの方に有利性があります。オーソドックススタイルの人は、練習などで日頃からサウスポーと戦うことが少ないということと、逆にサウスポーはオーソドックススタイルの人と戦うことが多いと言うことで、慣れと対策の立てやすさで有利に立てます。こういう点では、オーソドックススタイルの人はサウスポーの人と戦う場合にやりにくさがでてくるでしょう。