スパーリング中にジャブ一発ですごく疲れます
ジムに入って4ヶ月の練習生です。
最近プロ相手にスパーを始めてるのですが、けっこう走りこんでるにも関わらずスパーするとなぜか目の前の相手に対して異常に圧力を感じてしまい、ジャブ一本打っただけでも疲れを感じてしまいます。
やはり精神的なものが原因でしょうか。
何かいい解決法はないでしょうか。
アップが充分でない可能性があります。技術の未熟な者同士なら体を動かしている間にどうにか動くようになりますが、格上相手だとなかなか攻め込む隙が見つからず、相手の動きを警戒するあまりに後手後手に回ってしまい何も出来ないまま終わってしまう場合もあります。スパーの時に何を考え何をやったか（または何が出来なかったか）など具体的な展開がどうだったのか、プロ以外とやった場合はどうかなど教えてもらえればより適切な回答が出来ます。
格上相手とやる場合、最初から上手く立ち合うなんて無理なのですから技術勝負に行かない事です。（実際はプロといってもほんの少しの差なのですが）結果などどうでも良いですから先手先手でがむしゃらにぶつかればいいのです。その中で1発でもいいパンチを入れる。（または1発を綺麗にかわすでも、手数で上回るでも構いません。）など少しずつ何かを掴んでいく事こそが大事なのです。何も出来なかったでは得るものが少なかったのではないかと思います。
返事ありがとうございます。
自分のスパーの状況を詳しく書きたいと思います。
スパーはいつもA級ボクサーとやらされます。
この時点で何とも言えない圧力を感じてしまい、何か自分の体が鉛のように感じてしまい、体を動かしてるだけでシャドーなどでは味わうことのない変な疲れが出てきます。
パンチも当然いろいろ出してますがまずジャブは全部ブロックされしかも相手は常に右回りしてるため、こっちは変なバランスで打ってしまいここで少し疲れをを感じてしまいます。
それと右ストレート、左フックは全部スエーバックでかわされます。これを何度か繰り返すうちに疲れがどっと出てきます。何とか頑張って距離をつめて連打を出そうとしてもこの時点で余力はあんまり残っておらずヘナチョコなパンチで終わってしまいます。
以上が自分の状況ですが何かアドバイスを下さればありがたいです。
やはりウォーミングアップが不足しているようです。アップは体をほぐすばかりでなく精神面もほぐす効果があります。ロープや軽いシャドー程度ではなく10～30分前までにはバックなどを使って１R程度で良いですから最大限の攻撃練習をしてください。スタミナ切れが心配かも知れませんが大丈夫です。
さて、実戦に入ると相手には隙がないように見えます。しかし、いかに上級者とはいえ何発もよけ続ける事は難しいものです。一発目は必ず当たる距離（相手がよけなければ）で腕をしっかりと伸ばして打ってください。（かわされても構いません。）続けて右・左・右と必ず距離を詰めながら4発以上打ってください。スエーでよけられたら3発目からボディーに切り替えればおそらく当たります。足で捌かれる時は、ガードを固めてコーナーに詰めるように心がけましょう。ガードが下がらないようにさえしていれば相手のパンチは全く考えなくて結構です。（どれだけ打たれても構いません。）
※注意点は当たらない距離では絶対に手を出さない事、どんなパンチを受けても下を向いたり下がったりしない事（打たれた時こそ前に出ると考えてください。）
全て出来るとは思っていません、出来る事からやってみてください。私の意見に興味があればその結果を書いてください、新たな提案が出来るかもしれません。
相手はあなたにとってかなりの上級者という感覚があるようですが、何かのきっかけで一気に追いつく事も可能です。しかし、なんとか無難にこなしたいといった考えでは苦労もなく片付けられてしまうでしょう。逆に、全てを出し切って一矢報いる（何か一つでも良い所があればいいのです。）つもりでかかれば案外相手は怖いものです。
ボクシングの要素には攻撃力（的確さ・パンチのスピード・手数・範囲の広さ・パンチ力など）防御力（上体や逃げ足の早さ・ガードの固さなど）タフネス（防御や攻撃を続ける体力と精神的な強さ・上手な休み方の技術・打たれ強さなど）といったものがありますが、実際にその全てであなたが劣っているとは思えません。どこで仕掛けるかは場合によりますが終わった後に体力を少しも残さないつもりで自信を持ってやってください。
自信を付けるには普段の練習が重要です。そもそもキャリアが違うのですから相手と同等以上の練習量と内容が必要です。バックでもシャドーでも常に相手を意識して苦しい時に休まない事を心がけましょう。これを続けていけば必ず大きな自信となるはずです。