デンプシーロールは凄い?
この前タイソンのDVDを買って見ました。その内容の中に伝説の選手特集があり、ガゼルパンチやフリッカージャブなどはじめの一歩にでてくるものが結構ありました。
しかし、デンプシーロールは・・・・え?ただの左右フック(?)というか、大振りというか、全然∞の軌道なんて描いてませんでした。
実際、威力はあるんでしょうか・・・?
そう、デンプシーのデンプシーロールはテレフォンパンチの左右フックです、オーバーハンド並の大振りですがジャックはハードパンチャーなので、その連打を被弾したら相手選手を粉々にする危険な技です、リスクも大きいですが。
それとですね、はじめの一歩は漫画ですので何とでも描けるんですw、
まったく関係ないけど千堂のスマッシュはラドックのスマッシュがモチーフだと思いますが、どちらも当たったら死にますね。
デンプシーロールは、攻防一体のボクシングテクニック=ロールのことです。
同種の技としてウェービングが有名ですが、より一般的かつ基本のボディワークがロール(ローリング)です。
現在では、どこのジムでも基本で教えるローリング(≒ウェービング)ですが、デンプシー以前はほとんど知られていない技でした。
デンプシーは確かにハードパンチャーですが、非常に身長が低く、その不利を覆すために編み出した技術と言われています。
類似のテクニックがロール以前にあったという説もありますが、歴史上表舞台で、このボディワークがスポットライトを浴びたのはデンプシーが最初なので、デンプシーの編み出したロールというテクニックという意味で、デンプシーロールと呼んでいるのでしょう。
体を左右に振って、その反動でフックを共振するってのは、今のボクシングだと、普通に4回戦でも使ってるし、当たり前過ぎて逆に解らないんだと思います。